こんにちは。
静岡県浜松市東区大蒲町のほりかわ整体院の水川です。
驚きましたね❗️
箱根駅伝で、非常に目立っていた、あのピンクの靴が使用禁止になってしまうなんて…
確かにあの靴を履いた選手は、高記録連発でした。
不公平という声があった事も知っていますが、
でも靴だけで、そんな高記録なんて出るのでしょうか❓
そもそもあのピンクの靴って何がいいのでしょうか❓
今日はあのピンクの靴についてお話ししていきます。
ヴェイパーフライネクスト
あのピンクの靴の名前ですね。
ナイキが出している靴のシリーズで、
あの靴が出たのは、2017年7月にマラソンの
大迫傑選手が履いたことで、話題になりましたね。
最初は、使う人を選ぶような靴であり、あまり人気が出なかったですが、
昨年のシリーズが比較的使いやすくなり、
昨年から多くの陸上競技者が履くようになりました。
マラソンや、トラック競技に多く使われ、非常にたくさんの記録が更新されました。
そして今年の駅伝も数多くの選手が履いていましたね。
その結果多くの区間記録が更新され、更に話題になりました❗️
ではなぜこんなに人気があり、記録が出やすいのでしょうか❓
記録が出やすい理由は、靴の底にあり
ヴェイパーフライネクストはまず靴の底が厚いです。
これは、靴の全面にカーボンファイバープレートが敷かれており、
従来の靴と比べ、反発力が非常に高いです。
更にこの靴は、靴底が高くなることで、
走る際にとても大切になる爪先への重心移動が非常にスムーズに行うことができるようになりました。
これらにより、短距離と同じように、自然と前傾姿勢ができます。
前傾姿勢ができることで前方からくる風の影響が受け辛くなり、
更に、走るということは、重心移動の繰り返しの連続です。
この重心移動の繰り返しの作業には、バネのように弾む必要があります。
ですが、弾む方向が上であれば、人間は前に進みません。
斜め上に弾むように地面をけることで、
地面から足に伝わる力が、斜め前方に伝わり
これが推進力を生みます。
ですが、これも靴の反発力がなければ、弾むことができず、
推進力を生むことができません。
ですが、このヴェイパーフライネクストは上記のことを可能にした為、
非常に多くの選手が使ったんだと思います。
以上がヴェイパーフライネクストが使われた理由です。
履けば誰でも速くなる❓
答えはNOだと思います。(ここらは個人の意見ですので、ご了承ください)
確かに前傾姿勢を作れ、重心移動がスムーズにできることは非常に優位だと思います。
ですが、走っている際に、踵をつかない走り方の選手は非常に効果的だと思います。
このシューズを履いて効果を出してる選手は、ほとんどそんな走り方だと思います。
実際にマラソンのトップ選手はほとんど、踵つかないで走っています。
ですが、日本人の走り方は、踵をつけて走るという教育があります。
実際私も、そう教わりました。
この走り方だとどうしても身体が起き上がりやすくなり、
重心も踵よりになります。
重心が踵にいくことで、足をあげることに、非常に力がいり、
疲れやすくなります。
そこまで、わかっているなら、踵をつかないで走ったらいいと思うでしょ❓
それには非常に多くの筋力が入ります。
常に爪立ちで、二時間いるようなもんですよ❓
更に走ることで、足には自分の体重の倍以上の負担がかかります。
皆さんはできますか❓
それを可能にするマラソン選手は毎日練習やトレーニングを続けた結果可能なんです。
上記で話した靴による結果だって、
そのような練習やトレーニングがあるからこそ
靴の性能を引き出した結果だと私は思います。
実際にその靴の性能をいち早く気がついて、
その靴に合わせる為のトレーニングをした大学もある聞いたことがあります。
その努力が報われなくなるのは、少し寂しいなとは思いますね。